「阿蘇高岳」の山頂にはミヤマキリシマの楽園があった
2024年5月30日(木)から6月1日(金)までの2泊3日で、くじゅう連山と阿蘇山を登ってきました。
初日に登ったくじゅう連山の指山の山行記はこちら。
雨の中日はしっかりとおいしいものを食べて、万全で迎えた九州遠征登山最終日。直前までどの山を登るか悩みましたが、阿蘇山の『高岳(1,592m)』と『中岳(1,506m)』を登ることに。
事前に調べたところ、高岳の山頂のミヤマキリシマが見頃を迎えてるとのことでしたので、駐車場の混雑を心配して宿を朝の3時に出発(起きたのは2時)。4時に駐車場に着くと意外と空いたので、もう1時間遅く出発してもよかったようです。8時半ごろに天狗の舞台あたりに着きたかったので、1時間程度仮眠してから出発しました。
登山情報
登山日
2024年6月1日(土)
コースタイム
山歩時間:6時間15分(※休憩時間含む)
仙酔峡登山口(5:15)→仙酔尾根分岐(7:20)→(7:35)高岳(7:55)→仙酔尾根分岐(8:05)→(8:40)天狗の舞台・高岳東峰(9:15)→月見小屋(9:30)→中岳(10:00)→仙酔峡登山口(11:30)
トイレ
仙酔峡の駐車場のトイレを使用。コース上にはなし。
水場
コース上にはなし。仙酔峡インフォメーションセンター前に自動販売機があり。
駐車場
仙酔峡の駐車場に駐車。無料。
携帯電話の(ahamo)の電波状況
天狗の舞台や月見小屋周辺以外は問題なく繋がりました。天狗の舞台や月見小屋周辺は繋がらないことはなく、少し弱いくらい。
登山レポート
ミヤマキリシマ求めて、仙酔峡尾根(バカ尾根)をひたすら登る
仙酔峡からは仙酔峡尾根を登り高岳へと向かいます。通称バカ尾根という名の通り黙々と続く登り道。久しぶりの直登を前に、帰りはひどい筋肉痛からのロボット歩きで飛行機への搭乗を覚悟して登り始めました。
全体的に危険を感じるところはありませんでしたが、ところどころ手を使うところはありました。また、印はたくさんあるのですが、一部コースがわかりにくいところや足元ばかりに気を取られて印を見失うことはありました。印を見失ったら、落ち着いて周りを見てください。石の印以外にも棒が立ってたり、しっかり誘導されてます。
天気が良いし、景色を遮る木もないから、どこを見ても良い景色でした。
仙酔尾根分岐に着いて天狗の舞台の方を見てみると、まだ天狗の舞台の下のミヤマキリシマには日が当たってないところがありました。予定では8時半ごろに綺麗に光があたるはずなので、先に高岳に向かいました。
高岳山頂のミヤマキリシマの楽園
高岳山頂を後にして、天狗の舞台方面へ。ここから先は足が進まなかったし、離れるのがほんとうに辛かった。時間が許すのであれば、もっともっと見てたかったし、絶対にまた来たい。
ミヤマキリシマはもちろん綺麗なんだけど、差し色の緑や天狗の舞台が良いアクセントになってました。撮った写真はほとんど同じ構図でした。
こんなにも綺麗なのにそんなに賑わってなかったんですよね。平治岳のミヤマキリシマが綺麗に咲いてるって話があったから、多くの人はあっちに流れたのかな。おかげでストレスなく楽しむことができました。
最後まで青空にがんばってもらいたかったんですが、それは贅沢ですよね。
ミヤマキリシマエリアを抜けて火山エリアへ
ミヤマキリシマに後ろ髪をひかれながら中岳へ向かいます。ここから先は阿蘇の力強さを感じる山歩きに戻ります。登山時は噴火警戒レベル2でしたので、立ち入り禁止の場所がありました。
中岳からの下山はすずめ岩迂回ルートで。これがなかなか急で曲者でした。ただ、コースタイムが長くなかったのが救いでした。いつもであればヘロヘロで登山口まで戻るのですが、今回は意外と余力を残して下山することができました。
心配した筋肉痛が出なくてなんか拍子抜けでしたが、これから飛行機で帰ることとか考えるとちょうどよい山歩きでした。近くの亀の井ホテルの日帰り温泉に寄って(フェイスタオルは購入できますが、バスタオルは購入、レンタルともになかったです)、寄り道しながら大分空港へ向かいました。
まとめ
ミヤマキリシマを初めて見た2年前の平治岳はシャクトリムシの影響でさみしい状態でした。今回こそは綺麗なミヤマキリシマを見たいと願い登った高岳はほんとうに素晴らしかった。いつか綺麗な平治岳のミヤマキリシマも見たいですが、また高岳に登ってミヤマキリシマが見たいですね。欲を言えば、5月後半から6月中旬はずっと九州の山に登って、いろいろなところのミヤマキリシマを見てみたいです!そんな願いは定年後かな。今のところ一人親方だから定年なんてないけどね。
主な登山装備
トップス
- Teton Bros. ウィンドリバーフーディ
- ノースフェイス Tシャツ
ボトムス
- 一二の用品店 モンペズボンNY
登山靴
- アルトラ ローンピーク7
バックパック
- HYPERLITE MOUNTAIN GEAR ELEVATE 22
撮影機材
FUJIFILM X100V