「月山」の素晴らしい紅葉。来年もまた見たい
8月後半から続いた仕事の忙しさで、2023年の北アルプスや東北の上のほうの紅葉登山は諦めていたのですが、憎かった猛暑、残暑の影響で全体的に紅葉が遅れたようで、素晴らしい「月山(1,984m)」の紅葉を楽しむことができました。
月山の紅葉登山は今回が2回目ですが、前回は山頂あたりは霧に覆われてしまい、完全に楽しめたとは言えない登山でした。今回も歩き始めてからしばらくは前回の悪夢が思い出される天気でしたが、途中から2回目の正直で、月山の紅葉の真の実力を目の当たりにすることになりました。
ちなみに、前回は姥沢駐車場からのピストンでしたが、今回は8合目からのピストンにしました。前回の記憶がかなり前なので曖昧ですが、8合目からのほうがいろいろな月山の紅葉を楽しめた感じがするので、どちらがおすすめかと聞かれたら8合目からと答えるかな。次は姥沢駐車場から登るとか、2日連続で別コースで登って、両コースの違いを楽しむのも良いかもしれないですね。
登山情報
登山日
2023年10月14日(土)
コースタイム
山歩時間:7時間10分(※休憩時間含む)
月山8合目(7:30)→月山9合目佛生池小屋(9:05)→月山山頂(10:20)→(10:35)鍛冶小屋跡(10:55)→(11:30)月山山頂付近(11:50)→月山9合目佛生池小屋(12:50)→月山中ノ宮(14:25)→月山8合目(14:40)
山小屋
佛生池小屋、月山頂上小屋は今シーズンの営業はすでに終了。
トイレ
8合目と山頂で使用。山頂のトイレは一箇所なので混雑してました。9合目は今シーズンはすでに閉鎖。8合目のトイレは深夜に使用できました。
水場
なし。8合目には自動販売機はありません。月山レストハウスの今シーズンの営業は終了してました。
駐車場
8合目駐車場に駐車。無料。朝7時の時点で月山レストハウス周辺のエリアは満車でした。0時に着いた時点ではかなり余裕はありました。トイレ近くは発電機かなにかの音がかなり大きかったので、車中泊をするのであれば、避けたほうが良いと思います。
携帯電話(ahamo)の電波状況
電波状況を確認するたび、iPhoneの通信記号は1から2本くらいは大体立ってました。本数の割には少し弱く感じましたが、数回Xへ写真付きでのポストはできました。
登山レポート
霧の中歩き始めた久しぶりの月山
駐車場に到着した0時頃、駐車場は完全に霧の中。視界は数m先がなんとか見える程度。少し嫌な予感はしましたが、天気予報は晴れですし、朝になったら雲海にでもなってるだろうと能天気に寝ました。ですが、起きても変わらず一面霧…。二度寝して様子を見ましたが、ほとんど変化がないので、ひとまず出発することに。
ピストンなので、弥陀ヶ原周辺の紅葉は下山時に見られれば良いなと思いながら、先に進みます。
弥陀ヶ原からしばらくすると、ときどき青空が見えたり、うっすらと太陽が見えることが増えてきました。たぶん晴れるまでもう一息。
そして、ついに霧が晴れるときがやってきました。
霧が晴れ、月山の紅葉が現れた
周囲にいた人たちと感動を分かち合いました。みなさん霧が晴れてよかったとほっと一安心。しばらくはこのあたりで紅葉を楽しみました。
まだまだこのあたりで紅葉を楽しみたかったのですが、この天気がいつまで続くのかわかりませんので、先に進みました。とは言っても、少し進んでは紅葉を見るの繰り返しでしたけどね。
登山道はいろんなサイズの岩がごろごろとしているところなどはありますが、足元をしっかりと見ながら歩けば大丈夫だと思います。ただ、紅葉ばかり見て転ばないように注意はしてください。急登は行者返しと、山頂直下に少しあるくらいでした。コースタイムも普通に歩けば長くはないので、歩き疲れて景色楽しめずなんてこともないと思います。
大峰あたりから見た紅葉は、ここまで歩いてきた中で見た紅葉とまた違った紅葉でした。
山頂が近くなるにつれ、新しい心配事が。8合目側からは良い天気で登ってきましたが(最初は霧の中でしたが)、姥ヶ岳方面は大丈夫なのかなと。月山の紅葉と言えば、姥ヶ岳、牛首方面も外せません。
山頂から少し移動したところで、登山YouTuberの安西さんに遭遇。笑顔がとてもさわやかでYouTubeで見てるままの好青年でした。中年疲れ顔おじさんにもあのさわやかさを分けて欲しい…。ちなみに安西さんの月山の動画にほんの少し映ってました。
さて、広い月山の山頂を移動して、姥ヶ岳が見える方へ。
体力的に余裕もあったし、時間も十分あったので、鍛冶小屋跡まで下りました。
山頂に戻って少し休憩しました。広い山でゆっくりとすることができたので、カップラーメンとかを持ってくれば良かったなと後悔しました(最近この後悔するパターンが多いかも)。
下山。最後にも素晴らしい紅葉が待っていた
下山開始から少しすると霧が出てきました。このまま一面霧になるかなと心配しましたが、大丈夫でした。まだまだ紅葉を楽しみますよ。
光の当たり具合の関係か、登りのときよりも紅葉が綺麗に見えました。これぞまさに野山の錦(合ってます?)。
朝は一面霧だった弥陀ヶ原周辺も綺麗に見ることができました。ここは登る時に見えなくて良かった。見えてたら、足が進まなかったはず。
下山時は弥陀ヶ原を散策。まっすぐ駐車場には戻らずに、ぐるっと回りました。
久しぶりの山歩きでしたが、歩きやすい気温だったおかげか、それほど疲れずに下山できました。ただ、ここから自宅まで約500kmの運転があると思うと、ちょっと、いやかなり気分はどんよりでした。一泊しても良かったんですが、東北遠征は交通費が結構かかるので、節約のためがんばって運転して帰りました。
そうそう、帰ってきてから思い出したんですが、たぶんドラ割使えば高速代は半額くらいになったはず。次回東北の山に登るときは忘れずに申し込もう。
それにしても月山の紅葉は素晴らしかった。
主な登山装備
トップス
- ファイントラック ドライレイヤークールタンクトップ
- [sn] super.natural M BASE TEE 140
- AXESQUIN ELEMENTS ソフトシェルのバンドカラーシャツ
登山開始からしばらくはマムートのレインウェアのジャケットを寒さ対策で着用してました。
ボトムス
- ノースフェイス アルパインライトパンツ
登山靴
- アルトラ ローンピーク7
バックパック
- HYPERLITE MOUNTAIN GEAR ELEVATE 22
撮影機材
- FUJIFILM X-H2+XF16-80mmF4 R OIS WR
常時KANIフィルター Premium CPL 72mm 0# Naturalを装着してました。