日頃の運動不足でなまった体には苦行だった「越後駒ヶ岳」
「越後駒ヶ岳(2,003m)」を登ってきました。
とにかくしんどかった。今回の登山はその一言に尽きます。
日頃の運動不足が原因なのはもちろんですが、9月中旬の標高が高い山だというのに猛暑(たぶん30度超え?)。そして、地味にアップダウンを繰り返す登山道。そのすべてに参ってしまい、過去一番の辛い登山になりました。
ただ、途中で一枚シャツを脱いだり、アームスリーブを外すなどして体温調整をすれば、暑さによる疲労は今回のようなひどさにはならなかったと思います。早いうちに対応すればよかったのですが、面倒だしまだ大丈夫だろうという感じで後回しにしてたら、気がついたときにはもう遅くなってました。あと、バックパックと背中の間にこもった熱が全然抜けなくて、そこが暑さとしては一番しんどかったかもしれません。
ということで、今回は登山中の記憶が曖昧だったり、辛かった記憶ばかりでなかなか書く気にもならず、気がついたら年越ししてしまいました…。
登山情報
登山日
2023年9月17日(日)
コースタイム
山歩時間:7時間10分(※休憩時間含む)
枝折峠登山口(5:10)→小倉山(7:10)→前駒(8:30)→駒の小屋(9:10)→(9:40)越後駒ヶ岳(9:50)→(10:10)駒の小屋(10:35)→前駒(10:55)→小倉山(12:00)→枝折峠登山口(14:20)
トイレ
枝折峠登山口と駒の小屋で使用。駒の小屋のトイレには自転車があります。何のためにあるのかは、現地のお楽しみ。
水場
駒の小屋から少し降ったところにあります。疲れてた体にはしんどかったですが、水の補給のために使いました。
駐車場
枝折峠の駐車場に駐車。
携帯電話(ahamo)の電波状況
メモによると山頂では電波はなかったようです。その他は不明。
登山レポート
雲海を楽しみながら順調に登りはじめた
越後駒ヶ岳の登山口の枝折峠といえば、雲海が有名です(雲海を見るためのシャトルバスの運行があるようです)。先が長いのでゆっくりとは見られませんでしたが、幻想的でした。途中、ビュースポットの看板があります。その名のとおり、よく見られました(ビュースポットの手前でも見られますが、ビュースポットまで進んだほうがよいです)。
目指す越後駒ヶ岳の頂は遥か彼方。本当にあんなところまで歩くのかとぞっとしました。
歩く先に目的の山が見えると、大抵テンションが上がるのですが、越後駒ヶ岳はあまりの遠さにどちらかといえばテンションが下がりました。
前駒まで進んで、少し休憩しました。
前駒から駒の小屋までは少し急になります。少し手を使うところもありました。
駒の小屋に着くと体が重かったが、山頂で回復
駒の小屋に着くと信じられないほどの疲労感。休憩するか、もしくは山頂は諦めようかと思うほどでしたが、ゆっくりと進むことはできたので、そのまま山頂まで登りました。
ついに越後駒ヶ岳の山頂に到着。不思議なもんで、山頂に着くとこれまでの疲れはうそのように吹っ飛びましたと言いたいところですが、実際はほんの少しだけ吹っ飛びました。
山頂で休憩して、少し回復したので下山開始。
駒の小屋まで戻って、水場に寄ってから、先に進みました。
初めて自分の足で登山口まで戻れないかもと弱気になるほどばてた
さて、ここから前駒あたりまでは、順調でしたが、そこから先はとにかくきつかった。
前を向くのが辛く、うつむきながらひたすら歩きました。途中、ほんとにやばいと感じて、20〜30分くらいの休憩。ここで服を1枚脱いで、体の熱がかなり抜けました。山頂で景色が良いからとかであれば30分の休憩はしますが、疲れでこんなにも休憩したことはこれまでなかったはずです。
この休憩がよかったのか、大分回復しましたが、最後の1時間もとにかく長く感じました。明神峠を越えて、雲海ビュースポットあたりまで戻っても、気を抜くことはできず、転倒などしないように慎重に歩きました。無事、登山口に着いたときの安堵感は、これまで感じたことはないものでした。自分の足で帰ることができてよかったなとつくづく思いました。
まとめ
さて、これまでどんなに辛かった山でも、大抵、下山するとまた登りたいと思うのですが、今回はなかなかそんな気持ちにならず、山行記を書くことすら気が乗りませんでした。でも、山行記を書いてたら、ほんの少しだけまた登りたくなってきました。
そもそもは春に登った蒲生岳の帰りに、車で近くを通ったのがきっかけで興味を持った越後三山。その中でも、越後駒ヶ岳の紅葉が見たいなということで、9月中旬ごろの登山を計画しました。ところが、猛暑?残暑?の影響でどこも紅葉が遅れたようで、越後駒ヶ岳もほぼ紅葉はなし。ただ、やはり越後駒ヶ岳には登りたいということで、紅葉は諦めて登ることにしました。当日の猛暑さえなければ、楽しく歩けたと思うんですけどね。
次回こそは紅葉の越後駒ヶ岳を歩きます!もしくは涼しいときに!
主な登山装備
トップス
- ファイントラック ドライレイヤークールタンクトップ
- [sn] super.natural M BASE TEE 140
- AXESQUIN S/S VENTILATION SHIRT
- C3fit インスピレーションアームスリーブ
ボトムス
- モンペズボンNY
登山靴
- アルトラ ローンピーク7
バックパック
- GOSSAMER GEAR KUMO 36
撮影機材
- FUJIFILM X-H2+XF16-80mmF4 R OIS WR