初めての「那須岳」は「朝日岳」、「三本槍岳」は登って、「茶臼岳」はおあずけになりました

はじめはテント泊で常念岳の予定でした。雨の影響や天候に少し不安を感じつつ、現地でどうするか判断することにしてひとまず出発。でもしばらく中央道を走ったところで、やはり不安がある状態で向かうのはどうもすっきりしないということで、目的地を変更することに。

どこを登ろうかいろいろと考えた末、まだ登ったことのなかった「那須岳」に決定。一度自宅へ戻り、テント泊装備から日帰り装備に変更して、再出発しました。

登山情報

登山日

2018年6月30日(土)

天候

薄曇りのち晴れ

コースタイム

峠の茶屋駐車場(5:10)→(6:00)峰の茶屋跡避難小屋(6:15)→朝日岳(7:10)→能見曽根(7:35)→北温泉分岐(8:20)→(8:45)三本槍岳(9:05)→北温泉分岐(9:30)→能見曽根(10:20)→峰の茶屋跡避難小屋(11:10)→峠の茶屋駐車場(12:00)

トイレ

峠の茶屋駐車場で使用

水場

使用なし

登山レポート

途中の「道の駅 那須高原友愛の森」で仮眠をしていたのですが、あまりの暑さに朝3時頃に目が覚めました。そこから1時間くらいはなんとか寝ようとがんばったのですが、結局は諦めて峠の茶屋駐車場まで移動。朝までぐっすり寝て、ロープウェイで楽々登山の予定だったのに…。5時少し前に着くと、すでに多くの車が止まっていました。

峠の茶屋駐車場〜峰の茶屋跡避難小屋

駐車場からすぐのところにある那須岳登山指導所に登山届が用意されていたので、必要事項を記入して提出。ここからしばらくは樹林帯の中を登りました。

茶臼岳

蒸し暑さにしばらく耐えながら登ると、目の前が開けました。薄っすら青空が見えますが、全体的には曇り。ところどころ咲いている白い花はシラネニンジンでしょうか。

朝日岳への登り

荒々しい朝日岳方面。先行者が歩いているのが見えました。遠くから見るとあんなところを歩けるのか心配になります。

峰の茶屋跡避難小屋

峰の茶屋跡避難小屋まで登って、朝食タイム。風が冷たくて背中がずっとひんやり。まさかこのあと強烈な暑さになるとはまったく想像できませんでした。

峰の茶屋跡避難小屋〜朝日岳

朝日岳への登山道

まずは小屋から右側へ巻いている道へ。

朝日岳への登山道

少し進むと左側が落ちていたり、鎖状の手すりが設置されている場所が続きます。普通に歩けば問題ないですが慎重に。

朝日岳山頂

小屋から1時間程度で1つ目のピークの朝日岳山頂に着きました。

朝日岳山頂からの眺め

これから歩く稜線。この時点では大きな勘違いをしていて、すぐそこらへんの見えている場所が次に向かう三本槍岳と思っていました。

朝日岳山頂からの茶臼岳

朝日岳の山頂からは、どの方角を見ても素晴らしい景色でした。

朝日岳〜三本槍岳

能見曽根への登り

朝日岳から少し下ってからは、しばらく稜線歩き。多少のアップダウンはありますが、天気が良くなってきて、とても楽しく歩きました。

1900m峰への登り

先に見えるピークを三本槍岳と勘違いしていましたが、そこは1900m峰。地図をしっかり見れば違うことはわかるのに、淡い期待を抱いていました。

三本槍岳

そして1900m峰の正面に見えたのが三本槍岳とわかったときの絶望感は半端なかったです。しかもルートは回り込む感じ。

三本槍岳

湿地帯まで下れば三本槍岳はだいぶ近くなりますが、戻りの登り返しを考えると辛い。

ナナカマド

途中で随分先走ったナナカマドを見つけました。赤くなるにはまだまだ早い。

三本槍岳山頂

そして三本槍岳の山頂に到着。遠くには磐梯山や安達太良山、そしてまだ雪が残っている飯豊山が見られました。

三本槍岳山頂

暑さとで少しバテ気味でしたので、ここで少し休憩。「今日はあの山も天気良さそうだな〜」とか「あそこの山登ったときは風が強かったな〜」とかいろいろ話しながらゆっくりしました。

三本槍岳〜峠の茶屋駐車場

最後に茶臼岳を登るため、峰の茶屋跡避難小屋まで戻ります。

那須岳

いい天気だし、景色もいいし、雲海だし、なかなか前に進みませんでした。決して暑さにバテて歩みが遅かったわけではありません!

朝日岳と雲海

最初に登った朝日岳。稜線上はかなりのトンボが飛んでいて、写真にかなり写っています。そうそう、トンボがハエかアブを食べている様子を初めて見ました。食べることは知っていましたが、実際に見るとちょっとびっくり。

茶臼岳

熊見曽根あたりまで戻ったところで問題が発覚。意外と水分補給をしていて、水が残り少なくなっていました。かなりの暑さなので水切れは熱中症になる恐れがあります。このまま茶臼岳へ登るとその可能性があったので、残念ですが今回は諦めることに。ただ下山するだけでも暑いので、ここからは計算しながら水を飲むようにしました。

那須岳の登山道

朝日岳の肩から恵比寿大黒までは、狭い場所があるので譲り合いながら歩きました。振り返ると空が青い!

峰の茶屋跡避難小屋

峰の茶屋跡避難小屋まで戻って、最後の休憩。朝は冷たい風と日差しが弱かったのでどんよりしていましたが、明るくなって人も多くなり、全然違った雰囲気でした。

朝日岳

小屋から下りはじめてしばらくすると、お子様たちのグループが上がってきました。そのグループのみんなが一斉に「ヤッホー」と叫ぶと、見事なやまびこが。それを聞いてちょっとだけ和みました。

最後の樹林帯の700mは蒸し暑かったですが、水は少し残った状態で無事下山。いやー、よかった。

まとめ

茶臼岳は登りたかったな。ぜひ次の機会に登りたいです。また三斗小屋温泉にもお邪魔したいですね。